Honey and Bear
ここは、マンガ・アニメの感想ブログとなってます。 また、男性同士の恋愛マンガについての表記もありますので、初めてご訪問された方は、『ごあいさつ』をお読みください。
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透過性恋愛装置
期待していなかった分、非常に面白かったので急遽感想を書きます。
原作:かわい有美子
若手建築士として注目を浴び、己れのルックスにも自信を持っていた北嶋は、とあるコンペでホテルマンの牧田と出会う。その落ちついて控えめな物腰を軽んじ、コンペで最優秀賞を逃したことで牧田にいちゃもんをつける北嶋だったが、常に大人の余裕を持つ牧田に諌められ高慢な鼻をへし折られてしまう。それをきっかけに牧田の人間性に触れ、恋に落ちてしまった北嶋は、思い付く限りの策を弄するのだったが…。
出演
北嶋秀司:鈴木達央、牧田和巳:安元洋貴、滝乃史宥:保村真、水端祐季:谷山紀章
原作既読。
以下、感想。
キャスト発表された時は、正直「う~ん」と思いました。
安元さんは想像できるけど、鈴木さんがまったく分からなくて未知数だったからです。
小説も約1年前に読んだものだったので、内容もぼんやりとしか覚えてませんでした。
だから逆に良かったのかもしれません。
長い話を、CD1枚分に綺麗にまとめていたと思いました。
前半の俺様全開な北嶋は、実際にいたら絶対に関わりを持ちたくない人物です。
本当に聴いてるあいだ、北嶋の頭を何回叩きたくなったか。
牧田さんと初めて接する時も、天狗状態は全然変わらず。
どうして滝乃は友達を続けているのだろうか。
で、コンペで最優秀賞を取れなかったために牧田さんのところへカチコミに行きます。
しかし、まぁ、上手く言いくるめられて最終的には「牧田さん、いい人!」となってましたね。
出されたお茶を飲み「あ、美味しい」と呟いたところで、すでに負けているように思いました。
滝乃経由で得た牧田さん情報に驚き、さらに自分の気持ちを自覚して後半へと話は続きます。
後半は・・・。
別の意味で全開でしたね。
恋を自覚してからの、行動・思考・発言。
恥ずかしすぎて、笑いが止まりませんでした。
水端さんとその友人のオカマさんにアドバイスを貰うシーンでは、前半と違い「馬鹿だ・・・」と何回呟いたか。
身体の関係込みで付き合いたいのかと水端さんに訊かれて、想像し、「え、そうなったらどうしよう」と恥らっている姿は、乙女そのものでした。
恥ずかしい人だ。
乙女全開の北嶋は止まるところを知りません。
通勤電車でこっそり姿を眺めてみたり、偶然を装うためにホテルのカフェに行ったり。
それだけで満足できず、勢いあまって牧田さんに告白します。
当然、玉砕。
酒を浴びるほど飲んで、号泣。
前半の俺様なんて姿かたちもありません。
それでも挫けずに直球勝負ばかり挑むと、牧田さんの態度が少しずつ変化していきます。
ホテルでキスされた時、『この子、幸せすぎて死ぬんじゃないだろうか』と心配しましたが、そこは北嶋です。
一時的に連絡が途絶えて、魂が抜けたような状態になりますが、家庭訪問を許されてまたも有頂天。
水端さんに、もしそうなった時にどうしたらいいのかと相談します。
もうこの頃には、北嶋があまりにも必死で馬鹿なので可愛く見えてくるから不思議です。
そして念願の家庭訪問。
最後の最後で、自分が購入した薬局の袋を発見されて、聴いてるこっちが恥ずかしさで死にたくなりました。
ま、それが良い方向に転がり、めでたく付き合うことになるんですが。
しかし、聴いている私を罠に陥れたのは、最後のHシーンでした。
「しなやか~」「ひめやか~」ではないんですが、北嶋の乙女全開喘ぎに、私、爆笑。
あそこまで盛大に喘いでくれたら、文句はありません。
というわけで、聴き終わったあとの感想としては、「北嶋が何か凄かった」です。
鈴木さんは最初の心配をよそに、とても良かったです。
安元さんは、「DEADLOCK」よりこちらの方が私は好きです。
ただ単に、日本人贔屓なだけですが。
さすがに笑い声には年齢が出てしまうので、そこだけが少し残念でした。
脇カップルの二人も、まったり夫婦な雰囲気が出ていて良かったです。
楽しい気分になれたので、聴いてよかった。
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